「草書」を覚えたいけど、何から始めればいいの?

ペン字のレッスンを約1年頑張ってきて、見事「硬筆書写検定の2級に合格」された生徒さん。
今ではすごくキレイな字が書けるようになっています!


次の目標として、「準1級に挑戦するかどうか!?」 今はそこでかなり迷っている状態。

 

なぜ迷っているかというと、
硬筆書写検定の準1級に合格するには、「草書(そうしょ)」が書けなければいけません。

 

今まで全く馴染みがないので、新たに草書を覚えるのは結構大変…(汗)

それに仕事や日常生活でそんなに活用できる場面もあまりないかな?


講師などを目指すという目的でもないと心が折れてしまう可能性もあるので、

準1級は 私も無理には勧めていません。

 

まだ準1級に挑戦するかは決めていないけど、
「 草書 というものをちょっとだけ教えてほしい」というリクエストがあったので、今回は少しだけ草書のレッスンを行ないました。

 

「草書」をいきなり説明しても難しいですね…


まずは「ひらがな」の成り立ちを考えてみましょう。


ざっくり説明すると、漢字の書体は「楷書」→「行書」→「草書」と簡略化されていきました。

そして「草書」が少しずつ変化していき、今の「ひらがな」が出来上がったという歴史があります。

  
   「草書」→「ひらがな」

 


全てではありませんが、「草書」は「ひらがな」に変化する前の書体とでも言うと少しはイメージしやすいかな!?

※過去に私が書いた作品

 

 

 

 

例えば、

「安」→「あ」 「以」→「い」

「加」→「か」 「久」→「く」

「寸」→「す」 「奴」→「ぬ」 など

 

これらの流れを、実際にホワイトボードに書きながら説明していきます。

 

 

 

 

ただ「お手本をマネて練習してください」と言っても、

草書の意味が分かっていない状態で練習するのは、“意味がない練習” だと私は思っています。

それに意味が分かってからやると覚えが早い!

 

 

 

 

 

 

同じように、

「由」→「ゆ」 「毛」→「も」 「和」→「わ」 など

まずは「ひらがな」との関係性を学ぶところから始めるのも1つの方法かな!?

 

 

 

 

いきなり「草書」の一覧が書かれた教科書やテキストのお手本を、やみくもに練習して挫折していく方を何名か見てきました。

恐らく理由は、“意味が分からず練習しているから” だと思っています。

 

とっかかりさえ上手く行なうことができれば、「草書」にも興味を持ちやすくなるはず!

それから次のステップに進んでいくのも良いのではないか、と私は考えています。

 

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