2019年0月の記事一覧
生徒さんの書かれた「条」 ← どこを直せば もっと美文字になる?
「ある程度キレイに書けたような気がするけど、何かしっくりこないなぁ…」
キレイな字が書けるようになってくると、このように感じることが多くなってきます。
レベルが上がってきている証拠なので、とても良い傾向です。
あとワンポイントのコツを覚えることで、字は驚くほど変わっていきますよ!
しかし、それを自分で気付くのは難しいので、レッスン時にこれらを説明していくのが私の役目。
こちらは生徒さんが書かれた「条」です。
生徒さんもキレイに書けたと感じていますが、何かしっくりこないとのこと…
特に直すところはありませんが、
Q、あとワンポイント直すことでもっと美文字になるなるのですが、どこだか分かりますか?
A、下部の「木」を →「ホ」に変えることで、字がスッキリして引き締まります。
下の字を見比べれば分かりやすいと思いますが、右払いが2つあると、字がうるさい感じに見える。
私のルールでは “右の2重払いは禁止” にしています。
この書き方を覚えたら、たくさんの字を書くときに活かすことができますよ!
例えば「炎」や「検」
また、この書き方を覚えると「しんにょう」の字を書くときに、とても役立ちます。
今回は「返」や「込」だけを書きましたが、
その他にも「速」「送」「退」「迷」etc. どの字にもこの書き方は活かすことができる。
このように、あとワンポイントのコツを覚えることができれば、あなたの字はもっと美文字になりますよ!
コンプレックスと克服するためにペン字のレッスンをはじめて、4ヵ月後には!?
ずっと字が苦手なことがコンプレックスで、
それを克服するためにマンツーマンレッスンに申し込まれた女性の生徒さんがいらっしゃいます。
メールでお申込みを頂いたのですが、動機には次のような文章が書かれていました。
~~~~~~~~~~~~~~~
「昔から字を書くことにコンプレックスを持ち続けています。
字が上手ければ、もっと楽しい人生なのではないかと思うくらい字を書くのが嫌です。
今やるか、一生このままか…
今やる事を決め、ご連絡差し上げました」
~~~~~~~~~~~~~~~
文章を拝見するだけで、生徒さんの悩みや想い、またそれを克服したいという強い決意が伝わりますね。
私も「絶対に生徒さんの気持ちに応える!」という熱い気持ちになりました。
レッスン前に「漢字」や「ひらがな」などを書いて頂き、生徒さんの癖や特徴を把握する所からはじめていきます。
そして本日は「ひらがな」のみになりますが、こちらがレッスン前に生徒さんが書かれたひらがなの一部です。
ちょっと子供っぽい字に見えますが、そんなのは全く問題ありません。
それを美文字に変えていくのが私の役目ですから!
レッスンをスタートして約4ヶ月が経過しましたが、今ではしっかりと「ひらがな」をマスターされています。
そして先日のレッスンでは、さらに上のレベルの「 ® 大人のひらがな」に挑戦!
ペンをすらすら流れるように動かす技術を徹底的に身に付けていきます。
基本となる字の形は覚えているので、今回はとことん技術を高めるのが目的!
生徒さんにはたくさん字を書いて頂きます。
ペンの動きを見せると分かりやすいので、生徒さんが理解できるまで、私もたくさん字を書きます。
この調子で「あ~ん」まで、一気に進みました!
そしてレッスンの最後には、生徒さんとしてはちょっとプレッシャーかもしれませんが、
「どこまで書けるようになっているか?」通しで書いて頂き、チェックします。
ずっとコンプレックスを持ち続けていた字が…
<ビフォー>
約4ヶ月が経過した今では、このようにすらすらと流れるように「大人のひらがな」が書けるようになっています!
コンプレックスだったのが嘘のようで、字から生徒さんの誠実さや自信が伝わりますね。
<アフター>
苦手な方の多い 「いとへん」 の書き方のコツを解説
本日は「いとへん」の書き方のコツと注意点などについて説明いたします。
「いとへん」の漢字の数はとても多い。
そう思うと、“書けない”・“苦手” とは言ってられませんよ…
考え方によっては、 「いとへん」さえ書けると、漢字の50%は完成!
とりあえず50点を目指し、少しでもコツを掴んでみましょう。
「糸」が →「いとへん」になることで、このような形に変わります。
特徴は色々とありますが、このポイントだけでも覚えてください。
ワードやエクセルでも、“右揃え”という機能がありますよね!?
それと同じような感じかな。
例えば、こちらの「練」で見比べると違いが分かりやすいと思いますが、
「糸」→「いとへん」になることで字が引き締まり、左右の余白も揃って心地が良い。
どの漢字を書いても、「いとへん」の大きさや形は同じ!
ポイントは “右揃え” ですよ。
「いとへん」さえ書ければ漢字の50%は完成。
まずは50点を目指して、本日は「いとへん」の書き方だけでも覚えましょう!
ご興味のある方は、ペン字のオンラインレッスン時に説明したこちらのレッスン風景動画もご覧ください。
「草書」を覚えたいけど、何から始めればいいの?
ペン字のレッスンを約1年頑張ってきて、見事「硬筆書写検定の2級に合格」された生徒さん。
今ではすごくキレイな字が書けるようになっています!
次の目標として、「準1級に挑戦するかどうか!?」 今はそこでかなり迷っている状態。
なぜ迷っているかというと、
硬筆書写検定の準1級に合格するには、「草書(そうしょ)」が書けなければいけません。
今まで全く馴染みがないので、新たに草書を覚えるのは結構大変…(汗)
それに仕事や日常生活でそんなに活用できる場面もあまりないかな?
講師などを目指すという目的でもないと心が折れてしまう可能性もあるので、
準1級は 私も無理には勧めていません。
まだ準1級に挑戦するかは決めていないけど、
「 草書 というものをちょっとだけ教えてほしい」というリクエストがあったので、今回は少しだけ草書のレッスンを行ないました。
「草書」をいきなり説明しても難しいですね…
まずは「ひらがな」の成り立ちを考えてみましょう。
ざっくり説明すると、漢字の書体は「楷書」→「行書」→「草書」と簡略化されていきました。
そして「草書」が少しずつ変化していき、今の「ひらがな」が出来上がったという歴史があります。
「草書」→「ひらがな」
全てではありませんが、「草書」は「ひらがな」に変化する前の書体とでも言うと少しはイメージしやすいかな!?
※過去に私が書いた作品
例えば、
「安」→「あ」 「以」→「い」
「加」→「か」 「久」→「く」
「寸」→「す」 「奴」→「ぬ」 など
これらの流れを、実際にホワイトボードに書きながら説明していきます。
ただ「お手本をマネて練習してください」と言っても、
草書の意味が分かっていない状態で練習するのは、“意味がない練習” だと私は思っています。
それに意味が分かってからやると覚えが早い!
同じように、
「由」→「ゆ」 「毛」→「も」 「和」→「わ」 など
まずは「ひらがな」との関係性を学ぶところから始めるのも1つの方法かな!?
いきなり「草書」の一覧が書かれた教科書やテキストのお手本を、やみくもに練習して挫折していく方を何名か見てきました。
恐らく理由は、“意味が分からず練習しているから” だと思っています。
とっかかりさえ上手く行なうことができれば、「草書」にも興味を持ちやすくなるはず!
それから次のステップに進んでいくのも良いのではないか、と私は考えています。
オンラインでも「小筆」のレッスンを受講することはできます
現在ペン字のオンラインレッスンを受講されている生徒さんから
「オンラインで小筆を習うことはできますか?」というお問い合わせがありました。
もちろん大丈夫です!
カメラ越しに見たり説明を聞きながら書くので、対面でのレッスンと比べると、正直リアル感やクオリティーの面で劣ってしまうのは事実。
でも、ドアップで筆の動きを見ながら説明を聞くと、イメージが掴みやすくて結構分りやすいと思いますよ。
小筆のレッスンは、まずは漢数字の「三」を基にして “横線” からスタート。
初心者には、これだけでもかなり難しい…
「筆の持ち方」はじまり、筆の突き方・角度、筆の動かし方、力の入れ方・力の抜き方など、説明を聞きながら自分なりに何度も書いているところ。
はじめは力が入りすぎて、線がベタッとなりやすい。
失敗しながらも何度も練習していくことで、少し良くなってきたかな!?
本日ははじめての小筆レッスンということで、何となくでも全体像を掴んで頂きたいので、横線以外にも色々な線の書き方を説明していきました。
こちらは「川」を基にして “たて線” の書き方レッスン。
書いたことがある方は分かると思いますが、横線以上に “たて線” ははるかに難しいですよ。。
私も今までにたくさん練習してきましたが、“たて線”は筆を突くときの角度が何よりも重要!
自分なりの経験から身に付けた感覚やコツをレッスンでは存分に生徒さんにお伝えしていきます。
その他にも、「田」や「四」などの “折れ” のある漢字にも挑戦!
線に抑揚があってはじめてにしては、なかなか良いですね。
そして最後に、“払い” の書き方の説明。
特に “右払い” は、私は最も苦手でした…
安定するまでに半年くらいかかったかな(汗)
しかし、生徒さんははじめてなのに結構上手なのでビックリ!!
これも「筆の角度」が何よりも重要なポイントです。
これから本格的なレッスンに入っていきますが、
まずは「横線」「たて線」「折れ」「払い」などの基本点画が安定して書ける技術を身に付けることが求められます。
しっかりとレッスン&フォローをさせて頂きますので、頑張っていきましょう!
【美文字セミナー】 テーマは「ビジネスにおいて必要な美文字の知識や基本ノウハウ」
2019年5月23日、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 名古屋支店様にお伺いして、「美文字セミナー」を開催しました。
事務所から1駅の距離なので張り切ってチャリンコで行ったのですが、5月なのに30℃を超える暑さで汗が止まらない…
私はこちらのコンタクトレンズを愛用させて頂いているというのもあり、勝手ながら 親近感があった会社(笑)
昨年の12月に行なった年賀状をテーマにした「美文字セミナー」にこちらの会社の方がご参加くださっていたというご縁で、この度はお声をかけて頂きました。
嬉しいですね!ありがとうございます。
レジメや参考資料、また皆様にお渡しするお手本etc.
事前に担当者と打ち合わせをしたことでイメージはできているので、準備はバッチリ!
セミナーの内容については、
「ビジネスにおいて必要な美文字の知識や基本ノウハウ」
またカタカナの会社名を書くのが難しいという声があったので、「会社名をバランス良く書くコツ」の解説etc.
その他には、社内や社外宛に書く際の「挨拶文」等の応用・実践練習を行なっていきました。
皆さん真剣に説明を聞き、楽しそうに字を書いてくださり、セミナーは熱く・和やかに進んだと思います。
書き方のコツやノウハウなど、頭では分かってもなかなか手が思い通りに動いてくれず、皆さん苦戦されていました。
長年書いてきた “自分の字のクセ” を直していくのは、結構大変なんですよ…
1回のセミナーで、劇的に字が変わるものではありません。
しかし、今回のはじめての美文字セミナーを通して、「キレイな字を書くための考え方や正しい知識・ノウハウ」を幅広く知って頂くことはもちろん。
何よりも、体験を通して「字を書くことの意味や大切さ」を感じ・気付き、これからのお仕事や日常に活かして頂くことができたら幸いです。
お忙しい中ご参加くださった皆様、この度は本当にありがとうございました。
現代のビジネスにおいて「カタカナ」や「数字」がキレイに書けるのは必須のスキル
現代のビジネスにおいて、「カタカナ」や「数字」を書くことは非常に多い。
会社名・商品名・サービス名など「カタカナ表記」が主流になっているので、今やこれらをキレイに書けるのも必要なスキルです。
しかし、
・「カタカナ」がキレイに書けない
・書き方がよく分からない
という声が多いのも現状…
なので、ビジネスペン字レッスンでは今一度「カタカナ」の書き方を説明しています。
今まで何も考えず普通に書いていた「カタカナ」も、改めて説明を聞きながら意識して書くと
面白さや難しさなど、色々と感じるものがあると思います。
1文字1文字は、バランス良くキレイに書けるようになってきました。
カタカナは画数が少ないのでゴマカシが効かない!
1画1画をキッチリと書くスキルが求められます。
そして次は「数字」の書き方のレッスン。
こちらの生徒さんは仕事で領収書などを書くこともあるらしく、書き慣れている感じがしますね!?
「数字」は少し斜めに書くと、躍動感が出て大人らしい数字に見えます。
「1」の角度に合わせるイメージ。
多くの生徒さんの数字を見てきましたが、皆さん「2」と「8」が書きにくそう…
数字は「0」から「9」までしかないので、安定して書けるよう、確実に抑えておきましょう!
「小筆」の “右払い” に苦戦しながらも楽しく頑張っています!
現在オンラインにて「小筆のレッスン」を受講されてる生徒さん。
全くの初心者でまだレッスンは始まったばかりですが、楽しそうに頑張っていらっしゃいます!
現在は漢数字など簡単な漢字を題材にして
「横線」「たて線」「左払い」「右払い」の筆づかいや書き方の基本を一生懸命に学び、練習している所。
そして前回は「右払い」の書き方のレッスンをしたのですが…
ハッキリ言って、楷書で書く小筆の「右払い」はかなり難易度が高い!
生徒さんにはまだ難しいかもしれませんが、
「絶対にマスターする!」という熱い気持ちで楽しそうに頑張っているので、教えている私も力が入ります。
何度でも筆の動きを見せながら、コツや注意点を説明してイメージを掴んで頂きます。
おっ!ちょっとイイ感じに書けましたね☆
コツやテクニックは色々とありますが、それは人によってそれぞれ違うもの。
基本を正しく学び たくさん練習して、最後は自分なりの感覚やコツを掴むしかありません!
しっかりとフォローさせて頂きますので、これからも頑張っていきましょうね。
速く&キレイに書くために 「 ® 大人のひらがな」を身に付ける!
「市販の美文字の本を何冊も購入し自分なりに字の練習をしてきたけど、コツが掴めずなかなかキレイな字が書けなかった…」
色々な想いをもって、今年より私とのマンツーマンレッスンを始められた生徒さん。
約2ヵ月が経過した今では、かなり上達していますよ!
こちらはレッスン前に書かれた「ひらがな」の一部ですが、元々そんなに悪くはないかな!?
現在「ひらがな」はほぼマスターできたので、次はすらすらと流れるように書く「 ® 大人のひらがな」に挑戦!
※漢字でいうと「行書」みたいなイメージ
「大人のひらがな」を身に付けたら、今までより
・書くスピードがさらに速くなる
・見栄えがさらにキレイに見える
仕事でも活かせる最も理想的な書体です。
ちなみに私も普段は、いつも「行書」と「大人のひらがな」を書いています。
実際のペンの動きを見ながら説明を聞くのが生徒さんとしては1番理解しやすいと思うので、
ホワイトボードに1文字ずつ書きながら説明していきます。
しっかりと基本が身についている生徒さんは、応用・実践レッスンをしても上達が速い!
確実に “技術” が高まっている証拠です。
字の形はもちろんですが、1本1本の線にリズムや抑揚があるので、字に深みが出てきました。
始めは書きにくそうだった「ね」と「れ」と「わ」も、書き方のパターンは同じ!
集中的に練習をすることで、少しずつ自分なりのコツや感覚を掴んだように見えます。
今まで書いていた字と比べると…
<ビフォー>
全然変わりましたね!
技術を身に付けた、素晴らしい「大人のひらがな」です。
<アフター>
ひらがなをカッコ良くキレイに魅せる技術 「連綿(れんめん)」 の練習
ペン字のオンラインレッスンを受講して1年が経過した生徒さん。
今では「楷書」はもちろんですが、「行書」も「文章」もかなり書けるようになっています。
そして最近は、ひらがな を流れるように書く「連綿(れんめん)」に挑戦中!
※赤い矢印の部分
レッスンでは生徒さんの書かれた字を基にして、実際のペンの動きを見せながら細かく説明していきます。
この「から」は、ちょっと中心をずらす、という難しいテクニックですが、
「これからもよろしくお願い致します」など、挨拶文やお礼の文章で書く機会が多い。
マスターするとカッコ良いですよ!
他にも「連綿」が使えそうな文章があれば、失敗してもいいので今はどんどん書いていくことが大切!
そうすると、「書きやすい連綿」、また「書きにくい連綿」などが自然と分かってきます。
「した」「します」など、「し」からの連綿は、慣れるまではかなり難しいテクニック。
流れるように思い切って書ければ良いのですが、
はじめのうちは、こちらの生徒さんのようにどうしても連綿線が堅くなってしまいがち…
「連綿」を使いこなすことができるようになると、
書くスピードが速くなることはもちろん、圧倒的に見栄えがカッコ良くなります!
しっかりとフォローをさせて頂きますので、これからもどんどん挑戦していきましょう。
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